VITICULTURE(邦題:ワイナリーの四季) steam版

ゲームソフト
「VITICULTURE(邦題:ワイナリーの四季) steam版」のサムネイル画像

世界で人気のボードゲームがSteamで楽しめる!2人プレイの方法や、ソフト1つで一緒に遊ぶ方法などを書いていますのでご参考ください~。

 今回ご紹介するゲームは「VITICULTURE(邦題:ワイナリーの四季)」のsteam版 です。

VITICULTURE
ジャンプメニュー

複数人で一緒に遊ぶ方法

ルール説明(2人プレイ用)

お役立ち情報

 これは元々ボードゲームで発売されていたゲームをPCで遊べるようにした、というものです。
 価格は記事を書いている2022年8月現在、日本円で1520円です。

そもそも1つのソフトで複数人が遊べるのかという疑問

 私はいつもボードゲーム版で遊んでいたのですが、ゲームを始める前のセッティング(カード4種類のシャッフルなど)に少し時間がかかるので、平日の夜は気軽に遊ぶことができないという悲しさがありました。

 そんな時にsteam版が出ていることを知り、ひょっとしてこれなら平日でも気軽に遊べるのではないか・・・という希望が生まれました。
 ただ一点だけ気になったのが、2人で遊ぶ場合にソフトも2つ必要になるのか否かでした。

 ソフト1つで遊ぶことができれば出費を抑えられるので助かるんだけどなぁ、と思って調べてみると「steam remote play together」対応のゲームであれば、ソフト1つで複数人が一緒に遊べるとの情報が見つかりました。

 さっそくsteamで「VITICULTURE」の製品ページを見てみると・・・あった!「steam remote play together」対応マークが!

「steam remote play together」対応マーク
「steam remote play together」対応マーク

 「steam remote play together」のやり方はわからないけど、とりあえず対応してるということはソフト1つあれば2人一緒に遊べるということらしいので、購入することに。

 本当にソフト1つで遊べるのか不安もありつつ、レッツプレイ!
 ・・・ちなみに結果から先に言うと、一緒にプレイできるっちゃできます。ただし、マナーを守らないと相手の手札も自分の手札もバレバレになりますけど!

「steam remote play together」でフレンドを招待する

 「steam remote play together」を使用してSteamフレンドと一緒にゲームをする場合は、ゲームをインストールしている人がホストになって、steamフレンドを招待する形でプレイします。
 手順は以下のようになっていますのでご参考ください。

 まずはホスト側が「VITICULTURE」を立ち上げ、steamを起動して「フレンドリスト」を表示します。

 最初にゲームを起動した際に、下記のウィンドウが表示されることがあります。

サーバー移転のお知らせウィンドウ
サーバー移動のお知らせウィンドウ

 翻訳してみたところ、どうやらアップデートに伴って、ユーザーのプロフィールを新しいサーバーに移行した旨をお知らせしているようです。
 もし同じ開発元のゲームソフト「Gaia Project」を所有している場合は、そのゲームのフレンドはすでに表示されている、とのこと。そして、まだ移行していないフレンドはフレンドリストに表示されず、新しいサーバーに移行するまで一緒にゲームをプレイできない、とのことです。

最初に表示される画面
まずはゲームを起動-最初に表示される画面

 上記の画像が表示されたら、ゲーム画面はいったん放置して、Steamを起動します。

Steamを起動
Steamを起動

 Steamを起動したら、左上にあるメニューバーから「フレンド」→「フレンドリストを表示」をクリック。

 「誰でもプレイに招待」をクリックし、「REMOTE PLAY」ウィンドウが表示されたら、「フレンドを招待」をクリック。

「フレンドリスト」ウィンドウ
「フレンドリスト」ウィンドウ

 表示された「フレンドリスト」ウィンドウにある「誰でもプレイに招待」をクリック。

「REMOTE PLAY」ウィンドウ
「REMOTE PLAY」ウィンドウ

 表示された「REMOTE PLAY」ウィンドウにある「フレンドを招待」をクリック。

 「フレンドを招待」ウィンドウが表示されたら、招待したいフレンドを選択して「確認ボタン」をクリック。

フレンドを招待・ウィンドウ
フレンドを招待・ウィンドウ

 表示された「フレンドを招待・ウィンドウ」で、一緒にゲームプレイをするフレンドを選ぶ。

 「REMOTE PLAY」ウィンドウにフレンドが表示され、表示名の横に「招待済み」という文字が表示されました。
 そのすぐ下に暗く表示されている「キーボード」アイコンと「マウス」アイコンをクリックすると、アイコンが明るい表示になり、招待したフレンドがキーボードとマウスでリモート操作を出来るようになります。

「REMOTE PLAY」ウィンドウ
「REMOTE PLAY」ウィンドウ

 フレンドの名前の横に「招待済み」という文字が表示されています。
 この「招待済み」という表示は、相手のフレンド側が招待を受け入れると消えます。

マウス・キーボードの有効化
マウス・キーボードの有効化

 フレンドがマウスとキーボードを使用してリモート操作できるようにします。

 ここまでが「steam remote play together」でフレンドをゲームに招待する手順です。

「ローカルゲーム」を選択

 そしてここからはゲームプレイをする手順なのですが・・・まずゲームのスタート画面に表示されている「カジュアルゲーム」と「ローカルゲーム」のどちらを選ぶべきか、カジュアルゲームとはそもそも何なのか、という疑問が生まれると思います。

スタート画面
スタート画面

 簡単に説明すると、「ローカルゲーム」は文字通り「ローカル」な環境で遊ぶゲームモードで、このゲームがインストールされている1台のPCのみを使用して誰かと一緒に遊んだり、コンピューター相手に遊びます。自分の手番が来たら自分がPCを操作して、対戦相手の手番が来たら交代して対戦相手がPCを操作する・・・といった感じです。

 「カジュアルゲーム」は、このゲームを所有しているユーザー同士が対戦するゲームモードです。ユーザー同士の対戦にAIを参加させることもできます。

 そして本題ですが、「1つのソフトで友達と一緒にリアルタイムで遊びたい」という今回の目的の場合は「ローカルゲーム」を選択するのが正解です。
 本来は、物理的に同じ場所に居るプレイヤー同士が1台のPCを代わりばんこに操作して遊ぶのがローカルプレイですが、別のPCからリモート操作をすることでローカルプレイに参加しようというのが「Remote Play Together」というわけです。あくまでも画面を共有してリモート操作で遊ぶだけというところがポイントです。

 ところで、本来はプレイヤーおのおのがゲームを所有している必要があるカジュアルゲームでも、1つのソフトで無理矢理一緒に遊ぶ方法が無いわけではありません。さすがに現実的では無いのでオススメはしませんが、この方法は後ほど「番外編:ソフトは1つしかないけどどうしてもカジュアルプレイで遊びたい場合」の項目で説明します。

 さてローカルゲームでの遊び方ですが、「steam remote play together」でフレンドのマウス操作を有効にした後は、ホスト側も招待される側も画面のマウス操作が可能になります。
 なので、どちらかがスタート画面の「ローカルゲーム」をクリックして、プレイヤーリストに「ゲスト」を追加します。この「ゲスト」が招待される側が操作するプレイヤーとなります。

ローカルゲーム・プレイヤー選択画面
ローカルゲーム・プレイヤー選択画面

 ゲームを開始すると、このゲームのプロローグである両親の遺産画面になり、まずはママの遺産であるカードと作業員、そしてパパの遺産であるお金と施設を受け取ります。
 音声をオンにしている場合は遺産のお金を1リラずつ受け取る「チャリンチャリン」という音が聴こえるので、この音が終わった後にパパの遺産(施設かお金)の選択をして確認ボタンをクリックします。

プロローグ・ホストプレイヤーの手番
プロローグ・ホストプレイヤーの手番

 「次へ」ボタンをクリックして手番が終了すると、一度画面に幕が降ります。

手番が終わると一度幕が降ります
手番が終わると一度幕が降ります

 画面中央に表示されている「タップして次へ」ボタンをクリックすると、次のプレイヤーの手番がスタートします。

プロローグ・ゲストプレイヤーの手番
プロローグ・ゲストプレイヤーの手番

 ゲストプレイヤーも同様にパパの遺産を選択して「次へ」ボタンをクリックして手番を終了します。

再び幕が降ります
再び幕が降ります

 プレイヤーごとに両親の遺産を相続するというプロローグが終わったので、「タップして次へ」をクリックするといよいよラウンド開始です。

遊ぶことは可能だけど問題点あり

 この時点で皆さま「あれ?」とお気づきになったことでしょう・・・。

 自分の手番の間も相手の手番の間も画面をずーっと見てしまうと、自分のカードも相手のカードもモロ見えなのです。しかしこれがこのゲームの仕様なので文句を言っても始まりません。

 本来は1台のPCで代わりばんこに操作して遊ぶのがローカルプレイなので、自分の手番には自分のカードが表示され、相手の手番には相手のカードが表示されるのです。
 ただ、画面を共有してリモート操作をするために、この悲しい現実が露わになっただけなのです・・・。

 この仕様を飲み込めるか飲み込めないかが、ソフトを1つ買うか人数分買うかの分岐点になります。

 ちなみに私は・・・飲み込みました!(出費を抑えたい気持ちが勝った)

 「相手の手札が見えるんじゃゲームにならないよ!」と、この仕様が飲み込めない方は「カジュアルゲーム」の項目をご参考ください。

 しかしガッカリするのはまだ早い!
 このゲームはローカルゲームで対戦相手の手札を物理的に見ないようにするために、ちゃんと配慮された仕様にもなっているんです。超アナログな方法ではありますが。

手番交代の幕間
手番交代の幕間

 上記の画像のように手番を交代する前には、画面全体にいったん幕が下ろされます。

 「タップして次へ」ボタンをクリックして幕が上がれば次のプレイヤーの手番が始まり、そのプレイヤーの手札が表示されてしまうので、この幕が下りている画面は「プレイヤー交代をするならこのタイミングですよ!」という合図なのです。

 なのでremote play togetherを使用してローカルプレイでフレンドと対戦する際に、お互いの手札を絶対に見たくない場合は、この幕が下りている画面になったら次の手番以外のプレイヤーは画面から目を背けるようにすると良いでしょう。

 ものっすごいアナログな方法ではありますが、マナーを守れる間柄なら問題ないと思いますよ。

 さらに、もうひとつ別の問題点があります。
 「steam remote play together」を使用して一緒にプレイする場合、招待される側は、あくまでもホストがプレイしているゲームにリモート操作で参加するというだけなので、お互いに相手の手番だろうが何だろうがマウス操作が出来てしまいます。

 なので、通話しながらとか、物理的に一緒の空間でプレイするとか、リアルタイムに意思疎通が出来る環境じゃないと間違って操作してしまうという事態が多発してしまうかもしれません。

 もしあまり信頼関係の成り立っていない関係同士でプレイすることになったら、もはや不正操作の応酬でゲームが成り立たなくなってしまう可能性も出てきます。そもそもお互いの手札もバレバレの状況なので、先手を打たれて意地悪されたりするかも。

 なので、「steam remote play together」を使う場合は、そこそこ信頼できる相手を選ぶ必要があり、相手の手番中は決してマウスには触らないというマナーを徹底すると良いかもしれません。

 でも勝手知ったる間柄でプレイする場合は、これらの問題点は特に気になりませんよ~。

番外編:ソフトは1つしかないけどどうしてもカジュアルプレイがしたい場合

 ソフト1つでカジュアルプレイをする場合は、まず前提としてSteamで「Steam ファミリーライブラリシェアリング」の設定をする必要があります。

 これは、個別アカウント同士でライブラリの共有が出来るという機能で、名前から察すると主に家族間でゲームを共有することを想定していると思われます。

 この「Steam ファミリーライブラリシェアリング」の設定方法に関しては記事が複雑化するので割愛しますが、ここから先は対戦相手のSteamフレンドと「Steam ファミリーライブラリシェアリング」でソフトを共有できるようになっている前提で話を進めていきます。

 ソフトの共有が出来るようになると、「本来ゲームを所有している側」と「シェアしている側」のどちらからでもゲームを起動することができるのすが、カジュアルゲームを始めるに際しては「ゲームを所有している側」がゲームを起動する必要があります。
 (※ゲームをシェアしている側から起動してカジュアルゲームを開始した場合、プロローグでバグが発生して進行不能になってしまいました。あくまでも私が検証した限りではありますが。)

 「カジュアルゲームをプレイ!」項目に書いた要領で、ゲーム内フレンド(ゲームをシェアしている側)をプレイヤーに加えてプレイを開始します。
 (※ゲーム内フレンドに追加する方法は「ゲーム内フレンドを追加する」項目をご参考ください。)

 ゲームを起動した側(今回でいえば「ゲームを所有している側」)から、プロローグである「両親の遺産を相続」の操作を開始します。

遺産相続画面-ゲームを所有している側の手番
遺産相続画面-「ゲームを所有している側」の手番

 「両親の遺産を相続」画面になるので、パパの遺産を選んで「次へ」ボタンをクリックします。

 すると次は対戦相手(ゲームをシェアしている側)が「両親の遺産を相続」の操作をする番になりますので、ここでゲームを所有している側はゲームを終了します。

遺産相続画面-ゲームをシェアしている側の手番
遺産相続画面-「ゲームをシェアしている側」の手番

 画面は「ゲームをシェアしている側」の「両親の遺産を相続」に切り替わるので、ゲームを所有している側はいったんここでゲームを終了します。

 ゲームを終了した直後はまだSteamサーバーとの通信の関係でゲームを起動することが出来ないので、10~20秒ほど待ってから今度は「ゲームをシェアしている側」がゲームを起動します。
 起動後は、以下の操作をするとゲーム画面が表示されるようになります。

「ゲームをシェアしている側」の操作1
「ゲームをシェアしている側」の操作1

 スタート画面の下側に並んでいるアイコンの中から、左から2番目のアイコンをクリックして「稼働中の対戦」画面を表示させます。

「ゲームをシェアしている側」の操作2
「ゲームをシェアしている側」の操作2

 「カジュアルゲーム」タブを表示させると、先ほどの対戦が表示されており、「招待」に対してどう対応するかを求められていますので、緑色の「チェックマーク」をクリックして招待を受けます。

「ゲームをシェアしている側」の操作3
「ゲームをシェアしている側」の操作3

 招待を受けると「あなたのターンです!」と表示されるので、対戦枠をクリックしてゲーム画面を表示させます。

 先ほどの続きである「親の遺産相続」画面で「ゲームをシェアしている側」の手番をプレイしたら、今度は「ゲームを所有している側」がゲームを起動させて同様にゲームに参加します。

「ゲームをシェアしている側」に表示されるメッセージ
「ゲームをシェアしている側」に表示されるメッセージ

 「ゲームを所有している側」がゲームを起動すると、「ゲームをシェアしている側」のゲームウィンドウ右下には「あなたがゲームをプレイ出来るのはあと5分ですよ!」というのをお知らせする上記のメッセージが表示されます。

 このあとは、「ゲームをシェアしている側」については、基本的には普通にゲームをプレイするだけなのですが、「ゲームを所有している側」は4分おきくらいにゲームを再起動する必要があります。

5分経過すると「ゲームをシェアしている側」のゲームが切断される
5分経過すると「ゲームをシェアしている側」のゲームが切断される

 ちなみに・・・「ゲームを所有している側」がゲームを起動したまま5分が経過すると、「ゲームをシェアしている側」に上記画像のメッセージが表示されてゲームが切断されます。

 そもそもこれは、「Steam ファミリーライブラリシェアリング」の救済措置として設けられている「ゲームを所有している側とシェアしている側が同時プレイになってしまった場合における引継ぎ猶予時間」といえる5分間を利用した方法ですので、この方法でプレイすることを私はあまりオススメはしません・・・。本来の使用法ではないし、なんせ超不便だもの!

「カジュアルプレイ」を選択

 ここからは「プレイヤー各人がソフトを所持している場合」において、他のプレイヤーと一緒にプレイする方法をご紹介します。

 カジュアルプレイの場合は、Steam側のフレンド設定は必要ありません。
 ただし、このゲーム内でのフレンド設定が必要になってきますので、まずはその方法からご紹介します。

・ゲーム内フレンドを追加する
スタート画面
スタート画面

 ゲームを起動してスタート画面を表示させたら、画面下部にあるアイコンの中から「フレンド」アイコンをクリックします。

フレンド管理画面
フレンド管理画面

 フレンド管理画面が表示されるので、「プレイヤー検索」ボタンをクリックします。
 右隣にある「How to add friends」ボタンを押すと、フレンドの追加の仕方についての動画を見ることもできます。

プレイヤー検索ウィンドウ
プレイヤー検索ウィンドウ

 「プレイヤー検索」ウィンドウが表示されるので、下部の白い枠に追加したいフレンドの名前を入力して、検索マークをクリックします。

検索結果一覧が表示される
検索結果一覧が表示される

 検索結果が一覧で表示されるので、一緒にプレイするフレンドの名前を探してクリックします。

 この時、なぜかフレンドの名前が表示されないことがあります。Steamにはアカウント名やらユーザー名やらニックネームやら複数の名前を登録することができるので、その影響かもしれません。

 しかし、その複数ある名前のどれを検索にかけても、検索結果に表示されないことがあります。
 そんな時は、追加したいフレンド側にこのゲームを起動してもらい、ゲーム内の「フレンド管理画面」でそのフレンド自身の名前を確認してもらうと確実です。

 確認してみると、なぜか全然知らないアルファベットの名前になってたりすることがあります。
 名前が判明したら、それを検索にかけると結果に表示されるようになりますよ。

プレイヤー情報画面
プレイヤー情報画面

 プレイヤー情報画面が表示されるので、右上にある小さい「フレンド追加」ボタンをクリックします。

フレンド申請確認画面
フレンド申請確認画面

 「フレンド追加リクエストを送りますか?」という内容の英語の質問が表示されるので、緑のチェックマークボタンをクリックします。

 次に、左上にある自分のアイコンをクリックして、フレンド管理画面を表示させます。

フレンド管理画面-「フレンド」タブ
フレンド管理画面-「フレンド」タブ

 フレンド管理画面の「フレンド」タブには、先ほどフレンド申請をしたフレンドが表示され「返信保留中」となっています。

 後は、フレンド側にゲームを起動してもらい、フレンド管理画面から申請を承認してもらうとお互いのフレンドに追加されます。

フレンド管理画面(フレンド側)
フレンド管理画面(フレンド側)

 フレンド側にゲームを起動してもらいフレンド管理画面を見ると、(友達リクエスト)という表記の下に「拒否する」「受け入れる」というボタンが表示されているので、「受け入れる」をクリックするとお互いのフレンド登録が完了します。

 ゲーム内のフレンド設定は、以上で完了です。

・カジュアルゲームをプレイ!

 ゲーム内フレンドに追加してしまえば、あとは簡単です。  スタート画面で「カジュアルゲーム」をクリックして、フレンドをプレイヤーに追加してプレイするのみ!

スタート画面
スタート画面

 スタート画面で「カジュアルゲーム」をクリックします。

プレイヤー選択画面
プレイヤー選択画面

 プレイヤー選択画面に切り替わるので、右側に表示されているフレンド一覧の中から一緒に遊ぶフレンドをクリックして、左側のプレイヤー欄に追加します。

 AIも交えてプレイしたい場合は、フレンド一覧に表示されている「AI」をクリックする度に、プレイヤー欄にAIプレイヤーが追加されます。

「稼働中の対戦」画面-「カジュアル」タブ
「稼働中の対戦」画面-「カジュアル」タブ

 「プレイ」ボタンをクリックすると、「稼働中の対戦」画面が表示されますので、「カジュアル」タブに表示されている対戦一覧からプレイする対戦をクリックするとゲームが開始されます。

 カジュアルプレイはリアルタイムでのプレイも、時間を置いてのプレイも出来るようになっています。
 手番ごとに24時間の制限時間が設けられているので、1つの手番につき24時間以内にプレイすればゲームを続けることが出来ます。(手番が交代するとカウントがリセットされて、また24:00:00からカウントダウンが開始されます。)

 リアルタイムでプレイして「明日また続きをプレイしようね」といった遊び方もできますし、リアルタイムで対戦するのが難しい場合でも、お互いに対戦相手がオフラインの間に自分の手番を終えておくといった遊び方もできます。

困ったときは

・追加したはずのフレンドが表示されない!

 手間をかけてゲーム内フレンドの追加作業をしたのに、ゲームを起動してフレンド管理画面を見てみるとフレンドが表示されない場合があります。

フレンドどこ行った
フレンドどこ行った

 さらに「プロフィール」タブに切り替えると、よくわからない表示が出たあげく何も表示されない画面に戻ったりします。

情報を読み込んでくれてる風の画面
情報を読み込んでくれてる風の画面

 「プロフィールを読込中」との表示が出るので、期待して待ってみる。

めっちゃ小さい文字がバーっと出て
めっちゃ小さい文字がバーっと出て

 読込が終わると、めっちゃ小さい文字で何かメッセージが表示されるので、よくわからないけど「OK」をクリックする。

うおぉぉぉぉぉぉいっ!
うおぉぉぉぉぉぉいっ!

 結局何も表示されないっていうね。

 そんな時には、一度画面を切り替えてみると直ることがあります。
 画面下部に並んで表示されているアイコンのいづれかをクリックすると、他の画面に切り替わります。

 もし、カジュアルゲームをフレンドとプレイしたいのにフレンド管理画面にフレンドが表示されなくて困っている場合には、ゲームモード選択画面(スタート画面)に切り替えて、「カジュアルゲーム」を選択してみたらちゃっかりフレンドが表示されていたりもします。

画面下部のアイコン
画面下部のアイコン
カジュアルゲーム-プレイヤー選択画面
カジュアルゲーム-プレイヤー選択画面

 フレンド管理画面にフレンドが表示されなくても、この画面でフレンドが表示されていれば一緒にカジュアルゲームをプレイすることができます。

 上記の方法を試しても、フレンド管理画面にもカジュアルゲームのプレイヤー選択画面にもフレンドが表示されない場合は、ゲームを再起動してみると直ることがあります。
 私の場合は、だいたい2~3回目の再起動で直ることが多いです。困ったときはご参考くださいませ~。

ルール説明(2人プレイ用)

・ゲームの目的と終了条件

 このゲームの舞台は、ワインの銘醸地イタリア・トスカーナ地方です。
 プレイヤーは、長い間疎遠だった親から荒廃したワイナリーを相続し、これを再興するべく奮闘する・・・という設定でゲームをプレイしていきます。

 このゲームには「勝利点」というものがあり、この「勝利点」はワイナリーの名声を表します。
 プレイヤーはワインを出荷したり観光客にアピールしたり、時に様々なゲストを招いたりしてワイナリーの名声を高めていきます。

 ゲームの終了条件はいずれかのプレイヤーの「勝利点」が20点以上になった場合です。
 いずれかのプレイヤーの「勝利点」が20点を超えると、そのラウンドをもってゲームは終了します。(※そのラウンドは年末調整までしっかりプレイしてから終了します。)

 あくまでも「いずれかのプレイヤーの勝利点が20点を超える」というのは終了条件であって、そのプレイヤーが勝者に決定したわけではありませんので注意。
 勝者は、ゲーム終了時に一番勝利点が高いプレイヤーとなります。

 ※複数のプレイヤーが同点になった場合の判定基準も設けられているので、その場合は「複数人が同点になった場合」の項目をご参考ください。

・プロローグ-両親の遺産を相続する

 ゲームを開始すると、このゲームのプロローグである両親の遺産画面になり、まずはママの遺産である各種カードと作業員、そしてパパの遺産である親方作業員とお金と施設を受け取ります。
 音声をオンにしている場合は遺産のお金を1リラずつ受け取る「チャリンチャリン」という音が聴こえるので、この音が終わった後にパパの遺産(施設かお金)の選択をしてから「次へ」ボタンをクリックします。

プロローグ・ホストプレイヤーの手番
プロローグ・ホストプレイヤーの手番

 「次へ」ボタンをクリックして手番が終了すると、一度画面に幕が降ります。

手番が終わると一度幕が降ります
手番が終わると一度幕が降ります

 画面中央に表示されている「タップして次へ」ボタンをクリックすると、次のプレイヤーの手番がスタートします。

プロローグ・ゲストプレイヤーの手番
プロローグ・ゲストプレイヤーの手番

 ゲストプレイヤーも同様にパパの遺産を選択して「次へ」ボタンをクリックして手番を終了します。

再び幕が降ります
再び幕が降ります

 プレイヤーごとに両親の遺産を相続するというプロローグが終わったので、「タップして次へ」をクリックするといよいよラウンド開始です。

各ラウンドに行うこと

・春-起床計画を立てる

 まず季節は「春」で、スタートプレイヤーから順番に「起床計画表」の好きな数字を選びます。この時選んだ数字が小さいほうが、より早起きして作業をするため、このラウンドの先手番となります。

 下記画像の表ように、選ぶ数字ごとにボーナスがもらえます。

★起床計画表
春・起床計画表
1:ボーナスなし
1:
ボーナスなし
2:植樹カード1枚
2:
ブドウの樹カードを1枚もらえる
2:植樹カード1枚
3:
受注カードを1枚もらえる
2:植樹カード1枚
4:
1リラもらえる
2:植樹カード1枚
5:
夏季or冬季の訪問者カードを1枚もらえる
2:植樹カード1枚
6:
勝利点を1点獲得できる
2:植樹カード1枚
7:
このラウンドのみ働いてくれる季節労働者を1人獲得する

 起床計画表の数字を選ぶ順番(スタートプレイヤー)は毎年交互に入れ替わり、スタートプレイヤーにはアバター画像の下にぶどうのアイコンが表示されます。

スタートプレイヤーマーカーのぶどう
スタートプレイヤーマーカーのぶどう
・夏-夏の作業をする

 「夏」にできる作業は8種類あり、パスをすることもできます。
 ゲーム画面上での作業員コマを置くことができる場所は下記の画像のとおりです。

ブドウの樹カードを1枚もらう
ブドウの樹カードを1枚もらう

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、ブドウの樹カードを1枚もらうことができます。

 ブドウの樹の種類は赤色と白色合わせて9種類あり、植樹するために施設(ブドウ棚・給貯水タンク)が必要な場合もあります。
 下記の表に一覧で書いてあるので、ご参考ください。

★ブドウの樹の種類
ブドウの種類 色と価値 ブドウ棚 貯水タンク
サンジョヴェーゼ
ぶどうの種類
赤の1
- -
マルヴァジア
ぶどうの種類
白の1
- -
ピノ
ぶどうの種類
白の1
ぶどうの種類
赤の1
必要 -
シラー
ぶどうの種類
赤の2
必要 -
トレッビアーノ
ぶどうの種類
白の2
必要 -
メルロー
ぶどうの種類
赤の3
- 必要
ソーヴィニヨン・ブラン
ぶどうの種類
白の3
- 必要
カベルネ・ソーヴィニヨン
ぶどうの種類
赤の4
必要 必要
シャルドネ
ぶどうの種類
白の4
必要 必要
ブドウの樹カードを使用して畑に1本植樹する
ブドウの樹カードを1枚使用して畑に植樹する

 手札にブドウの樹カードがあって、かつ植樹に必要な施設を保有している場合に、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、手札にあるブドウの樹カード1枚を使用して畑に植樹をすることが出来ます。

 「5」「6」「7」の3つある畑のうち、売却していない畑に植樹することができます。
 そしてブドウの樹の価値の合計が畑の値を超えない限り、ブドウの品種が異なっていても同じ畑に追加で植樹することができます。

 ブドウの品種によっては、植樹するために施設が必要なこともあるので、詳細は「ブドウの樹の種類」の表をご参考ください。

植樹した畑
植樹した畑

 ちなみに、植樹した際に「風車小屋」の施設を保有している場合は、1勝利点をもらうことができます。(※風車小屋でもらえる勝利点は1ラウンド1点のみ)

夏季訪問者カードを1枚使用する
夏季訪問者カードを1枚使用する

 手札に夏季訪問者カードがあって、かつカードごとに記載されている行動条件を満たしている場合に、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、手札にある夏季訪問者カード1枚を使用することができます。

 訪問者カードは描かれている人物によって様々な効果があり、施設を建設したり、労働者を訓練したり、複数の効果を持つものもあります。

 夏季訪問者カードは、特徴としてブドウの樹カードや植樹に関する効果のあるものが多くなっています。

効果をどちらか選択するものもある
効果をどちらか選択するものもある
夏季訪問者カードを1枚使用する
観光客ツアーで2リラをもらう

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、観光客ツアーガイドの収入により2リラもらうことができます。

 ちなみに、このアクションを行った際に「試飲室」の施設を保有している場合において、ワインセラーにワインが1つでもあるときは1勝利点を獲得することができます。(※試飲室でもらえる勝利点は1ラウンド1点のみ)

施設を1つ建設する
施設を1つ建設する

 建築可能な施設がある場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、建築費を支払って施設を1つ建設することができます。

 建設できる施設は下記の表の通りです。

★建設施設一覧
施設名 建築費 効果
ブドウ棚
ブドウ棚
リラ
2リラ

特定のブドウの樹を植樹する際に必要になります。

風車小屋
風車小屋
リラ
5リラ

ブドウの樹を植樹する度に1勝利点を獲得します。
(※もらえる勝利点は1ラウンド1点のみ)

貯水タンク
貯水タンク
リラ
3リラ

特定のブドウの樹を植樹する際に必要になります。

農耕馬
農耕馬
リラ
2リラ

農耕馬を保有するプレイヤーは、ゲーム画面の「農耕馬を使用する」のコマに作業員を配置できるようになります。
農耕馬は「畑からブドウの樹を抜く」または「1つの畑から収穫する」ことが出来ます。

試飲室
試飲室
リラ
6リラ

夏の作業で「観光客ツアーで2リラもらう」アクションを行った際、ワインセラーにワインが1つでもあれば、1勝利点獲得できます。

中規模セラー
中規模セラー
リラ
4リラ

価値が6までのワインを作ることができるようになります。

大規模セラー
大規模セラー
リラ
6リラ

価値が9までのワインを作ることができるようになります。

宿泊施設
宿泊施設
リラ
4リラ

秋の「訪問者カードを1枚もらう」の際に、追加でもう1枚夏季or冬季の訪問者カードをもらうことができます。

施設を1つ建設する
ブドウを販売するor畑の売買をする

 圧搾場にブドウを保管しているか、売却可能な畑を所有している場合もしくは購入可能な畑がある場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、圧搾場にあるブドウ(畑から収穫したブドウ)を販売したり、所有している畑を売ったり手放した畑を買い戻したりできます。

 畑の売買価格は、畑に表示されている値と同じとなっています。

 ブドウの販売価格は以下のとおりです。

★ブドウの販売価格
ブドウの販売価格

 圧搾場にあるブドウは価値によって販売価格が異なります。

  • 「価値1~3」のブドウの販売価格は「1リラ」
  • 「価値4~6」のブドウの販売価格は「2リラ」
  • 「価値7~9」のブドウの販売価格は「3リラ」
市場でアルバイトをして1リラを稼ぐ
市場でアルバイトをして1リラを稼ぐ

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、1リラをもらうことができます。

 このアクションは夏と冬のどちらの季節でも利用することができ、親方では無い作業員であっても何人でも配置することができます。

農耕馬を使用する
農耕馬を使用する

 農耕馬を保有している場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、農耕馬を使用して「畑に植えてある樹を1本引き抜く」か「畑の1つから収穫を行う」ことができます。

 「畑に植えてある樹を1本引き抜く」を選択した場合には、畑から抜いたブドウの樹カードが手札に戻ってきます。

 「畑の1つから収穫を行う」を選択した場合には、ブドウを植樹してある畑のひとつから収穫を行うことができます。(※農耕馬は1ラウンドに1度のみ使用できます)

 収穫したブドウは圧搾場に追加されます。
 この時、収穫したブドウの価値と同じ価値のブドウが圧搾場にすでにある場合は、収穫したブドウの価値は、その価値以下で空いている数字の価値になります。

 夏でも冬でも使用できる農耕馬ですが、使用できるのは1ラウンドに1回だけなので注意。

パスをする
パスをする

 夏に行いたい作業が無い場合や、作業員を配置することが出来ない場合にはパスをすることができます。

 パスをしたプレイヤーは、秋が訪れるまで手番をプレイすることはありません。

・秋-訪問者カードを1枚もらう

 秋は、夏季訪問者カードか冬季訪問者カードのどちらか1枚をもらうことができます。

 宿泊施設を保有しているプレイヤーは、さらにもう1枚訪問者カードをもらうことができます。

夏季or冬季の訪問者カードをもらう
夏季or冬季の訪問者カードをもらう
・冬-冬の作業をする

 「冬」にできる作業は8種類あり、パスをすることもできます。
 ゲーム画面上での作業員コマを置くことができる場所は下記の画像のとおりです。

受注カードを1枚もらう
受注カードを1枚もらう

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、出荷する際に必要となる受注カードを1枚もらうことができます。

 受注カードには各種ワインの絵柄が1~3つ記載されていて、ワインの価値や個数や作る難易度などによって出荷した際に獲得できる勝利点の点数が異なります。

受注カード
受注カード

 受注カードの左側には出荷するワイン、右側には出荷を行った際に追加収入にプラスされる金額ともらえる勝利点が示されています。

 追加収入とは、毎ラウンドの年末調整でもらえる金額のことで、最大5リラもらえます。

冬季訪問者カードを1枚使用する
冬季訪問者カードを1枚使用する

 手札に冬季訪問者カードがあって、かつカードごとに記載されている行動条件を満たしている場合に、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、手札にある冬季訪問者カード1枚を使用することができます。

 訪問者カードは描かれている人物によって様々な効果があり、施設を建設したり、労働者を訓練したり、複数の効果を持つものもあります。

 冬季訪問者カードは、特徴として醸造や出荷に関する効果のあるものが多くなっています。

ワインを2つまで醸造する
ワインを2つまで醸造する

 圧搾場にブドウを保管している場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、圧搾場にあるブドウを使用してワインを2つまで醸造することができます。

 醸造したワインはセラーに保管されますが、価値の高いブドウを使用して醸造を行っても、保有しているセラーの上限となる価値までのワインしか醸造することができません。

 同じ圧搾場のブドウを使用して醸造した際に、セラーを保有している場合と保有していない場合の具体例を、画像で説明します。

 使用する圧搾場のブドウは「赤の5」と「白の6」で、ロゼワインを醸造するとします。

ロゼワインの価値は、醸造に使用する赤と白のブドウの価値を単純に足し算すれば良いので、「5+6=11」で「11」となりますが、ワインの価値は上限が「9」なので、最終的に醸造できるのは「価値9のロゼワイン」になります。

 下記画像は中規模セラーまでを保有している状況で、さきほどの「価値9のロゼワイン」を醸造した場合です。

 価値「7~9」のワインは大規模セラーが無いと保管も熟成もできないため、中規模セラーが保管・熟成できる上限の「価値6のロゼワイン」を醸造することになりました。

大規模セラーを保有していない場合
大規模セラーを保有していない場合

 一方、下記画像は大規模セラーを保有している状況で、さきほどの「価値9のロゼワイン」を醸造した場合です。

 しっかり「価値9のロゼワイン」が醸造されています。

大規模セラーを保有している場合
大規模セラーを保有している場合

 このように、同じ価値のブドウを使用してワインを醸造しても、保有しているセラーの規模によって出来上がるワインの価値が変わってしまいます。

 醸造を行う前には、自分の保有しているセラーの規模をあらかじめ確認しておくと良いと思います。

 1つの畑から収穫を行う
畑の1つから収穫を行う

 収穫可能な畑がある場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、ブドウを植樹してある畑のひとつから収穫を行うことができます。(※1ラウンド中に収穫できるのは、畑1つにつき1度のみです。1ラウンド中に同じ畑から2度収穫することはできないので注意です。)

 収穫したブドウは圧搾場に追加されます。
 この時、収穫したブドウの価値と同じ価値のブドウが圧搾場にすでにある場合は、収穫したブドウの価値は、その価値以下で空いている数字の価値になります。

収穫時にブドウの価値が変わる場合
収穫時にブドウの価値が変わる場合

 具体例として上記の画像の場合を説明します。

 圧搾場にはすでに「赤の3」の収穫済のブドウがある状況です。

 そこに、新たに収穫で「赤の3」と「白の3」のブドウを収穫する場合は、「赤の3」はもう圧搾場に置けないため、「赤の3」以下で空いている数字である「赤の2」に置くことになり、「白の3」は空いているのでそのまま「白の3」に置くことになります。

 1つの畑から収穫を行う
4リラを支払って新たに作業員を1人追加する

 雇っている作業員が5人以下かつ4リラ所持している場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、4リラを支払って新たに作業員を1人追加することができます。

 追加した作業員はこのラウンドでは使用することが出来ず、次のラウンドから使用可能になります。

 作業員は、最大で合計5人になるまで追加することができます。(※親方と季節作業員は除く)

★作業員一覧
アイコン クラス 備考
親方
親方

すでに作業員が配置されているコマにも配置することができる。
親方はプレイヤーごとに1人のみ。

作業員(女性)
作業員

まだどのプレイヤーの作業員も配置されていないコマに配置することができる。(※「市場でアルバイトをして1リラを稼ぐ」コマを除く)
最大で合計5人になるまで追加することができる(※季節作業員は除く)

作業員(男性)

 親方アイコンが担いでいる樽と、作業員が持っているお皿のようなものの色は各プレイヤーのカラーを表しています。

 1つの畑から収穫を行う
手札の受注カードを1枚使用して、出荷を行う

 出荷可能な受注カードが手札にある場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、手札の受注カードを1枚使用して、ワインの出荷を行うことができます。

 出荷をすると、受注カードの右上に記載されている「追加収入」と「勝利点」を獲得することができます。

市場でアルバイトをして1リラを稼ぐ
市場でアルバイトをして1リラを稼ぐ

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、1リラをもらうことができます。

 このアクションは夏と冬のどちらの季節でも利用することができ、親方では無い作業員であっても何人でも配置することができます。

農耕馬を使用する
農耕馬を使用する

 農耕馬を保有している場合は、ここに作業員を配置することができます。

 ここに作業員を配置したプレイヤーは、農耕馬を使用して「畑に植えてある樹を1本引き抜く」か「畑の1つから収穫を行う」ことができます。

 「畑に植えてある樹を1本引き抜く」を選択した場合には、畑から抜いたブドウの樹カードが手札に戻ってきます。

 「畑の1つから収穫を行う」を選択した場合には、ブドウを植樹してある畑のひとつから収穫を行うことができます。(※農耕馬は1ラウンドに1度のみ使用できます)

 収穫したブドウは圧搾場に追加されます。
 この時、収穫したブドウの価値と同じ価値のブドウが圧搾場にすでにある場合は、収穫したブドウの価値は、その価値以下で空いている数字の価値になります。

 夏でも冬でも使用できる農耕馬ですが、使用できるのは1ラウンドに1回だけなので注意。

パスをする
パスをする

 冬に行いたい作業が無い場合や、作業員を配置することが出来ない場合にはパスをすることができます。

 もしまだ手元に配置可能な作業員が残っている場合には、その旨を知らせるメッセージが表示されますが、配置せずにパスをすることも可能です。

 パスをしたプレイヤーは、次ラウンドが始まるまで手番をプレイすることはありません。

・年末-次ラウンドに向けて調整を行う

 「年末」には、次ラウンドに向けていくつか調整を行います。
 ボードゲーム版だと自分で調整する必要がありますが、Steam版は「手札調整」以外は全て自動で処理されていきます。

ブドウとワインを熟成させる

 Steam版では自動で処理されるので、プレイヤーの操作は必要ありません。

 「圧搾場にあるブドウ」と「セラーにあるワイン」を1段階熟成させます。(※ワインの熟成は、保有しているセラーが管理できる上限の価値を超えない範囲で行います。)

作業員を戻す

 Steam版では自動で処理されるので、プレイヤーの操作は必要ありません。

 夏と冬にゲーム画面に配置した作業員を手元に戻します。

追加収入をもらう

 Steam版では自動で処理されるので、プレイヤーの操作は必要ありません。

 追加収入を得られる場合は受け取ります。
 追加収入は各プレイヤーウインドウ内に下記のアイコンで表示されています。

追加収入アイコン
追加収入アイコン

  コインの周りに矢印がグルグルしてる感じのアイコンです。
  真ん中に表示されている数字が追加収入の額です。

手札を最大7枚に調整する

 手札が7枚以下であれば、調整は必要ありません。
 手札が8枚以上ある場合には、捨てるカードを選択して7枚になるように調整します。

捨てるカード選択ウィンドウ
捨てるカード選択ウィンドウ

 手札が8枚を超えたプレイヤーは捨てるカードを選択するウィンドウが表示されるので、手札カード一覧の中から捨てるカードを選択します。
 下部には「選択した枚数/捨てる枚数」が数字で表示されているので、両方同じ数字になるまでカードを選択して追加します。

スタートプレイヤーマーカーを次へ移す

 Steam版では自動で処理されるので、プレイヤーの操作は必要ありません。

スタートプレイヤーマーカーのぶどう
スタートプレイヤーマーカーのぶどう

 スタートプレイヤーマーカーが次のプレイヤーに移ります。

・ゲーム終了時の勝者判定

 ゲームの終了条件はいずれかのプレイヤーの「勝利点」が20点以上になった場合です。
 いずれかのプレイヤーの「勝利点」が20点を超えると、そのラウンドをもってゲームは終了します。(※そのラウンドは年末調整までしっかりプレイしてから終了します。)

 あくまでも「いずれかのプレイヤーの勝利点が20点を超える」というのは終了条件であって、そのプレイヤーが勝者に決定したわけではありませんので注意。
 勝者は、ゲーム終了時により勝利点が高いプレイヤーとなります。

 複数のプレイヤーが同点になった場合には、下記の通り判定基準も設けられているのでご参考ください。

★複数人が同点になった場合

 ゲーム終了時に複数人が同点になった場合には、以下の3つが判定基準になります。
 1の基準でも判定が付かない場合は2の基準を、2の基準でも判定が付かない場合は3の基準を適用して勝者を決定します。

  1. ゲーム終了時に所有しているリラがより多いほうを上位とみなす。
  2. セラーにあるワインの価値の合計が多いほうを上位とみなす。
  3. 圧搾場にあるブドウの価値の合計が多いほうを上位とみなす。

3人以上でプレイする場合のルールの相違点

 今回の記事では2人プレイ時のルール説明をしました。

 3人以上のプレイ時には、夏と冬の各作業マスに配置できる作業員の数が増え、他プレイヤーより早く各マスに作業員を配置した場合に様々なボーナスがもらえるようになります。

 このボーナスというのが複数プレイの最大のポイントになっていて、2人プレイとはまた違う戦術が必要になってきます。

 個人的には、ボーナスがあることで少し大味になってきてしまう部分もあるように感じたので、私はこのゲームをじっくり味わう場合には2人プレイをオススメします。

終わりに・・・ミニ情報

 以上、今回の記事も長ーーーくなりましたが、お楽しみいただけたでしょうか。

 ボードゲームでもSteam版でも、多少操作は違えどルールは変わらないので、どちらをプレイするのもオススメです。

 明確な違いを見つけたとすれば1つ・・・。

 私が持っているボードゲーム版「VITICULTURE」は「完全日本語版」で、海外の「Essential Edition」と同じ内容になっており、これには夏季訪問者カードも冬季訪問者カードもそれぞれ38枚ずつ用意されています。

 しかし、Steam版「VITICULTURE」は「Essential Edition」にもかかわらず、カード一覧には夏季訪問者カードは37枚で冬季訪問者カードは38枚しか載っていません。

 気になるそのカードは何かというと・・・「海外の輸入業者」のカードです。
 個人的には引いてもあまり活用しないカードなので無くても影響はないのですが、なぜこのカードがSteam版では採用されていないのかは少しだけ気になるところ。

 あくまでもカード一覧でしか確認していないので、一覧に掲載するのを忘れているだけかもしれませんし、ゲームバランスを考えて抜いたのかもしれません。

 ボードゲーム版でこのカードを活用している方は、Steam版をプレイするにあたってはそこにご注意くださいね~。

 では最後に、ゲーム操作に慣れてきたらオススメの設定変更をご紹介したいと思います。

★「次へ」ボタンの省略

 ローカルゲームでもカジュアルゲームでも、自分の手番の最後には画面右下にある「次へ」ボタンをクリックする必要があるのですが、設定を変更することによりある程度これを省略することができます。

設定変更画面
設定変更画面

 スタート画面の下部にあるアイコンの中から「設定」アイコンをクリックして、設定変更画面を表示させます。

どちらかをクリック
どちらかをクリック

 「初心者向け」と「ベテラン向け」の設定があるので、「次へ」ボタンを省略したい場合は「ベテラン向け」をクリックします。(※初期設定は「初心者向け」に設定されている状態です。)

 クリックするとビミョーに枠内の色が変わるのですが、ビミョーすぎて設定が変わったことがとてもわかりづらいです。でもクリックするとちゃんと設定が変わりますのでご安心くださいませ・・・。

(ライター:たてめ)
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