Zomboid内江戸城再建日記

プレイ日記・雑記
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ゾンビ0の「Project Zomboid」内で、のんびり江戸城を再現します。間取り好きによる趣味の世界です。

 以前「Project Zomboid」の記事でサラッとつぶやいた「Zomboid内江戸城再建日記」を書くという野望が、この度とうとう実現しましたよ!

 Zomboidの建設機能を使って建設するのですが、建設は1マス単位で、斜めラインなども建設することはできないため、なかなか図面どおりに精巧に再現というわけにはいきませんが、それでも3Dで再現されるとかなり建物の雰囲気が伝わってきます。

ジャンプメニュー

基本情報

本編

基本情報

建設に際しての環境&設定

 今回、あくまでも「ゲーム内で江戸城を建築する」というのが目的ということもあり、建築に際しては以下のような環境&設定でプレイすることとします。

 ではでは、1つずつ説明していきます。

・デバッグモードを使用してホストとして起動

 通常モードでプレイすると、プレイキャラが持つことができる重量に制限があったり、疲労が溜まったり、部屋から部屋への移動に時間がかかったりします。
 これは作業をする上でとても効率が悪くなるため、建設の際はデバッグモードで起動することにします。

 デバッグモードについては、Project Zomboid 公式Wiki 内に「Debug mode」として項目が設けられており、起動方法などの詳細が記載されています。

 もともと「ホスト」としてマルチプレイをする場合は、管理者権限として「疲労や空腹などの状態異常」や「ダメージ」などを受けないようになる「ゴッドモード」をプレイヤーに付与する機能が使用できるのですが、持つことができる重量制限を無くしたり、部屋と部屋の間をすり抜けるモードは見当たらず(もしかすると方法があるのかもしれませんが)、デバッグモードを使用したほうが簡単そうということでデバッグモードで起動することにしました。

 起動したらまずは「デバッグ機能」を使って「God mode(ゴッドモード)」「No Clip(すり抜け可能)」「Unlimited Carry(積載量無制限)」「Know All Recipes(レシピ全開放)」「建設チートモード(材料無しで建設)」をオンにします。これで作業がスムーズに進みます。

デバッグ機能のチートメニュー
デバッグ機能のチートメニュー

 「建設チートモード」をオンにすることにより、壁や床板の建設時に材料消費ナシで建設できるようになります。

・床のmodを導入

 江戸城を再建するにあたり、畳は必須です。

 しかし、通常ゲーム内では床タイルを作成することはできず、既存の建物から剥がした床を貼り直すことしかできません。
 これではとても江戸城に使用する畳(っぽい薄いグリーン)のタイルを用意することができないため、床modを入れることにしました。

 ホストモードでmodを導入する方法については、こちらをご参考くださいませ。

 私が今回導入したのは「Improvised Flooring」(作成者:Orc)というmodで、様々な床タイルを製作することが出来るようになります。

床modの紹介ページ
↑床modの紹介ページ
出典:「Steamワークショップ-Project Zomboid-Improvised Flooring」紹介ページ https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2790428261

 建設時と違い、デバッグモードを使用している場合でも製作するには材料が必要ですが、デバッグモードを使用している場合は製作欄に「製作アイテム1つ分の材料をゲットできるボタン」が表示されるので、これを必要個数ぶんクリックしても良いですし、コマンドを使用して一気に材料をインベントリ内に追加することもできます。

 コマンドについてはProject Zomboid 公式Wiki 内に「Admin commands」として項目が設けられており、各コマンドの使用方法が記載されています。

 ちなみに、デバッグ機能を使用しない通常モードでのプレイの場合、このmodで追加された床タイルを製作するためには、このmodで新たにゲーム内に追加される「雑誌」を読んでレシピを解放する必要があり、全ての床タイルのレシピを追加するには全部で5冊の雑誌が必要になります。

 私がプレイしている限りでは、焼けた後の芝生は土を被せたりしても再び芝生が生えてこないため、このmodで追加される「草」のタイルはかなり重宝しています。

焼けた芝生
焼けた芝生(黒くなっている部分)

 草タイルは、あくまでも床タイルという扱いですし、うっすらタイル間の境目がわかる感じになるため、やはり本物の芝生とは違います。
 しかししかし、焼け焦げた芝生や土のままの地面よりも、やはり見た目が美しいです。

草タイル
草タイル
本物の芝生
本物の芝生

 江戸城には畳の間や板間のほかにも、白い玉砂利を敷いた庭や芝生などもあるので、この床modにはかなり助けられています~。

・スケールは2マスで1畳

 次に、スケールの設定ですが・・・
 畳(江戸間)はだいたい1.7mほどなので、キャラクターの大きさと比較、そしてマスの比率からいっても2マスで1畳程度の大きさにするのがしっくりくるため、「2マスで1畳」ということにします。

スケール感
スケール感

 理想を言えば「半マス」や「1/4マス」があると、より正確に江戸城が再現できるのですが、そこは工夫をして乗り切るしかない!

・階段は2方向のみ

 Zomboidの建築で用意されているのは「南→北に昇る階段」と「東→西に昇る階段」の2種類のみです。
 階段の建築には3マス必要で、階段の昇り口と降り口側の1階部分には壁を建築することができない仕様になっています。

スケール感
ゲーム内の階段は「東→西(右)」、「南→北(左)」の2種類

 しかし、江戸城にあるほとんどの階段は2マス分です。そして昇る方向も東西南北あります。

 今回Zomboid内で江戸城の階段を再現するにあたっては、昇る方向が「東→西」「西→東」のものはいずれも「東→西」で設置することとします(南北方向の場合も同様に「南→北」で設置)。
 昇り口の方向が違うと、昇った後の2階の間取りも多少異なってしまいますが、これは仕方が無いということで、脳内で修正することにします。

 また、図面では2マス分のスペースで設置されている階段が、Zomboid内では3マス必要となる問題に関しては、なるべく見た目にも間取り的にも不自然にならないようにマスをやりくりして設置することとします。

建設地

 下記引用画像の場所(マルドローの西のほうにある製材所の横)に広大な森林があるため、ここに江戸城を再現することにします。

製材所横の森林
↑ここに江戸城を建てます
出典:「Project Zomboid」公式サイト内「Project Zomboid Map Project」ページ https://map.projectzomboid.com/

建設手順

 建設手順は・・・

  • 土地の開墾(木を伐採&木材を回収)
  • 床を敷く(床板を設置&フロアタイルを敷く)
  • 壁と階段を設置(壁やドア枠・柱や階段を設置)
  • 壁を塗装する(石膏を塗る&塗装する)

 そして当分先のことになりますが、最終的には屋根を設置して終了・・・という流れになります。

 悩ましいのは障子や襖なのですが、さすがにmodも無いようなので、ドア枠を障子や襖に見立てることとします。
 しかし図面どおりに障子や襖の位置にドア枠を設置すると、部屋のバランスや雰囲気が崩れるため、適宜壁とドア枠を組み合わせてそれっぽく建築します。

 ではでは、まずは土地の開墾です。

木を伐採
まずは木を伐採して
木材回収後
出た木材を回収します

 ある程度土地を開墾したら、床を敷き、壁を設置します。

床を敷いて壁を設置
床を敷いて壁を設置(途中経過)

 その後、壁を塗装します。

石膏を塗る
石膏を塗り
塗装する
塗装する

 上記の画像は江戸城の表向にある「大広間」に当たる部分です。  画像では見切れている部屋も含めて6部屋で500畳ほどの広さがあります。

 上記画像の左側にある「上段」「中段」「下段」の境目には実際には壁も襖もありません。ただし、部屋と部屋は床の段差や天井の高さなどが異なっており、小壁や欄間などもあるため、明確に部屋の境がわかるようになっていました。
 しかしそれをゲーム内で再現することはできないので、あえて部屋の境目に1マスだけ壁を設置して、違う部屋であることを表現してみましたよ。

各部屋の境に壁を設置
各部屋の境に壁を設置

 そして他の部屋の壁は「ライトブラウン」で塗装していますが、上記画像の「大広間」の壁は実際には襖や壁が金地(金地に絵が描かれていた)であるため、他よりも明るい「イエロー」で塗装してみました。

本編

今回の動画:大広間

 「Zomboid内江戸城再建日記」では、毎回建築した箇所の動画を掲載しようと思っています。

 今回は江戸城の表の顔ともいえる「大広間」。

 前述しましたが、この大広間の広さは500畳ほど。
 広い江戸城の中でも、もっとも大きなスペースになっています。

 大広間の北側にある「入側」から動画がスタートして→「納戸構」「上段」「中段」「下段」「二之間」「三之間」「四之間(松之間)」「入側」「溜り」へ、ぐるっと一周して一度止まります。
 その後再び北側にある「入側」から「納戸構」へ移動して、「将軍専用トイレ(小用&大用)」に入り、最後に「納戸構」から中庭を眺めて終了、という流れになっています。

 次に、実際の図面とゲーム内の建築との主な相違点を書こうと思います。
 読んでいる方へ向けての記述、というよりは自分のための備忘録のようなものになりますが、江戸城の間取りに興味のある方はご覧くださいませ。

  • ゲーム内の「納戸構」の入口にある板間部分には、本来二段の階段が設置されている(入側(北)と納戸構には段差があるため)。
  • 「上段」、「中段」、「下段」の間には本来段差があり、壁や襖など部屋を仕切るものは設置されていないが、ゲーム内では部屋の境目を視覚的に見せるために両側に1枚壁を設置。
  • 「上段」にある床の間の横の棚は本来「西楼棚」で、そのすぐ横(東側)にある棚は本来「千鳥棚」となっているが、ゲーム内ではどちらも2段棚になっている。
  • ゲーム内「上段」西側にある窓&木製カウンターの部分は、本来「付書院」になっている。

 さてさて今回はここまでとなります。もし皆さまにお楽しみいただけたら、たてめ感激!
 次回もお楽しみに~。

 ワタクシたてめが趣味の世界を語るねこじた沼では、江戸城についての連載(不定期)もしていますので、興味のある方は以下のリンクよりどうぞ!

(ライター:たてめ)
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