わが家の猫・OK氏は、急激にストレスを感じるとよだれをだらだらと流します。
原因はわからないけど、効果的な対策は見つかったので、そのお話。
わが家の飼い猫・OK氏は、急激にストレスがかかるとよだれをだらだらと垂らす。
最初にOK氏がよだれを垂らしていたのを目撃したのは、OK氏が初めてわが家にやって来た正に初日だった。
家に到着して、OK氏の部屋に設置した3段サークルに入れると、OK氏はよだれをたらたらと流しては顔を振ってそれを飛ばしていた。
最初は胃液をおう吐しているのかとも思ったのだが、後になって思い出してみると、あれはどう考えてもよだれであった。
家でよだれを垂らしたのは、後にも先にもその初日だけだったので安心していた。
が、その3週間後くらいに初めて動物病院に行ったときに、OK氏は再びよだれをだらだらと流し始めたのだった。
待合室でも診察室でも、激しく動悸をしていたがよだれは垂れていなかった。
しかし、採血する際にエリザベスカラーを巻いた時に、異変が起こった。
病院にある一般的なプラスチックのエリザベスカラーをOK氏に巻いた瞬間、OK氏の閉じた口からたらーっとよだれが垂れてきたのだ。
そしてそのよだれはたらたらと流れ続けて、エリザベスカラーを外すまで止まることは無かった。
OK氏はというと、鳴くわけでも暴れるわけでもなく、よだれを垂らしながらフリーズしていた。
最初、獣医師は「消毒用アルコールの匂いが苦手なのでは無いか」と推測していたが、採血時に皮膚を消毒する際に使用する消毒用アルコールにはOK氏は反応しない。診察が終わった後にアルコールの付いた毛をせっせと舐めているが、異変は見られない。
OK氏は白血球が高かったため、当初は約1か月おきに血液検査を受けていたのだが、やはり採血時にエリザベスカラーを巻くと同じようにだらだらとよだれを流してフリーズした。
3回目くらいの採血時に、獣医師から「布製のカラーも市販されているので、一度試してみると良いかも」との助言を受け、さっそく布製のエリザベスカラーを買いに行くことにした。
猫関連用品で私が絶大の信頼を置いている「necosekai(ネコセカイ)」 というお店がある。
とりあえず店舗に行けば何かしら見つかるだろうと思い行ってみると、期待どおり質の良い布製エリザベスカラーが売っていた。価格はたしか2500円くらいだったと記憶している。
私が購入した布製カラーはS・M・Lのサイズ展開があったと記憶しているのですが、迷ったあげく自分がMかLのどちらを購入したか忘れてしまいました、、、。
なので、参考までに布製カラーの実寸サイズを下記の画像にてご紹介します。
面ファスナーを外した状態で、首回りの直径が9cm、カラーの直径が34cmです。
ちなみにOK氏はオスで体重は4.2kgほどです。 カラーを購入した時は1歳に満たない月齢で体重も3.5kgほどでしたが、布製カラーの面ファスナーの幅がけっこうあるので、その当時も現在も問題なく使用することができています。
カラーをどの程度締めて付ければ良いのかは悩むところですが、病院で相談した結果OK氏の場合はカラーを付ける際に指2本分くらい余裕を持たせて付けています。
このカラーを買って帰り、開封してリビングに数日間放置し、家の匂いを付けた後でOK氏の首にカラーを巻いてみると・・・よだれが垂れなかった!
カラーを嫌がって後ずさりしては居たが、フリーズすることもなく、よだれも垂れなかった。
これはいける気がする。
そして次の採血で病院を訪れた際に、OK氏にこの布製カラーを巻いてみると・・・よだれ垂れない!(感激)
これにてOK氏のよだれ問題の対策は確立されたのだった。
後日談として、つい最近動物病院に行った際に、私のうっかりミスで布製カラーを家に忘れてきてしまったことがあった。
その時はやむなく病院のカラーを借りることにしたのだが、最初のカラーよだれ問題から4年経っていることもあり、OK氏がひょっとしていつの間にか問題を克服している可能性もあるなぁ、なんて私はのんきに考えていた。
が、そんな上手い話はあるわけもなく、OK氏は最初と同じようにだらだらとよだれを流し続けていたとのことだった(コロナのため飼い主は待合室で待機していたので、診察中の様子を後で看護師さんに聞いた)。
OK氏には本当に申し訳ないことをした。。。
これを肝に銘じて、普段から通院用リュックに布製カラーを付けておくことにした。これでもう絶対に忘れない。
よだれが出るそもそもの原因は精神的なことにあると思うので、未だ原因は不明のままである。おそらくわが家に来る前の子猫時代に何かトラウマが出来たのではないかと思う。
何があったかはわからないし、知る術も無い。そして起こってしまったことは変えられない。
現時点で私ができることは、OK氏のトラウマがフラッシュバックするような環境・状況を再現しないこと、それに尽きる。
もう二度とOK氏の首にプラスチックカラーを巻かないぞ!と決意に燃える飼い主であります。